チャンスあり!いますぐ投資すべき新興産業5つ
株式市場は常に変化し続けているので、その高値と安値はしばしば予想外の結果に終わってしまうかもしれません。もちろん世界情勢の影響も受けるので、投資家は市場の変化に細心の注意を払いながら、安全な賭けをしなければなりません。そこで、新興産業に注目してみましょう。そうすれば、将来の投資に影響を与えうるトレンドを見極めることができるかもしれません。
ここでは、自身のポートフォリオをもっと多様化したい投資家に向けて、2022年に注目すべき新興産業をいくつか紹介します。
1. クラウドコンピューティング
リモートワーク・在宅勤務のトレンドは、過去10年間で徐々に人気が高まってきましたが、新型コロナウイルスの世界的大流行を受けて、特に2020年以降は、その普及が急速に広まりました。遠隔地にいながらも従業員や企業が日常業務を効率化する方法を模索する中、クラウドコンピューティングソリューションが救いの手を差し伸べようとしているのです。
今後6年以内に、世界のクラウドコンピューティング産業は1兆2,510億9,000万ドルに達すると予測されています。この予測は、現在2022年〜2028年までの年成長率が平均19.1%にもなることを意味しています。
2. バイオテクノロジー
新型コロナウイルスのワクチンの開発を見事に成功させ、いまだに拡大し続けている感染拡大に解決策をもたらしたため、バイオテクノロジー産業への注目がいま大きく高まっています。前月には、太平洋岸北西部においてライフサイエンス分野のベンチャーキャピタルの資金調達額が過去最高を記録し、300億ドルを超えました。
全世界のバイオテクノロジー産業は2028年までに2兆4,400億ドルに達し、年平均7.4%の成長を遂げると予想されています。今後ますますバイオテクノロジー企業が多くの起業家や投資家を惹きつけ、盛んなビジネスとなることは間違いないでしょう。
3. データ分析
いま急成長しているデータ分析産業は、他のあらゆる産業において、企業の成功の基盤となっています。各業界の企業は現在、莫大な量のデータを収集・調査することで、堅実な製品開発、顧客満足度の向上など、いろんな施策を展開しようとしており、事業戦略においても最優先事項として取り組んでいるようです。現在、世界のデータ分析市場はおよそ309億ドル規模となっています。
4. AI
AI(人工知能)はいまや、至るところに存在し、数多くのサイエンスフィクション好きを喜ばせています。AIビジネスは、手作業で行っていたタスクの多くを自動化し、最先端技術を供給することで、たくさんの産業に新しい光を投げかけています。こうみれば、全世界のAI産業が2028年までに年平均成長率40.2%をマークし、2025年には1,906億1,000万ドルを超えると予測されているのにも納得がいくでしょう。
5. 不動産
私たち現代人は、予想がつかない激動の時代を生きています。数年前パンデミックによって引き起こされた経済的危機のせいで、2022年の現時点で、不動産に投資する価値はあるのかどうかと疑問に思っている人は多いようです。住宅ローン金利の低下により、低額の不動産ローンが組みやすくなる可能性があり、その結果、不動産を購入し賃貸する場合の収益が大きくなるかもしれません。
一方、アメリカ連邦政府は今年4月までに住宅ローン刺激策を終了する見通しだと発表しており、今後、住宅ローン金利が大幅に上昇することでしょう。そのため、不動産投資家にとっては、今年度の第1四半期が終わる前に物件を購入しなければならないというプレッシャーがかかっているかもしれません。そこで、住むための物件を購入するのではなく、不動産投資信託に資金を投じることを検討してもいいのではないでしょうか?